クス 無垢一枚板・天板(彫刻材) 耳付き板・巾広材

クス材の特徴と説明

クス(楠)はクスノキ科クスノキ属の常緑広葉樹で、日本では西日本を中心に自生しています。特に九州、四国、本州の温暖な地域で多く見られます。クス材の最大の特徴は、特有の芳香にあります。天然の防虫効果や耐久性にも優れ、昔から彫刻材や仏像、神棚、寺社建築などに好んで使われてきました。また、適度な硬さを持ちながら加工性も良く、仕上げた表面の美しさにも定評があります。一方でクス材は、伐採時期や製材方法、乾燥工程に細やかな配慮が必要です。原木に含まれる水分が多いため、製材直後の表面にはカビが発生しやすく、乾燥が不適切だと割れや歪みの原因となります。また特有の芳香成分は揮発性があるため、丁寧でじっくりとした天然乾燥を施すことが欠かせません。服部商店では、このクス材特有の難しさを熟知し、原木の仕入れ段階から慎重に選定しています。主に東北や西日本の市場で厳選されたクスの原木を買い付け、自社工場にて製材・検品・乾燥までを一貫して行い、天然乾燥にも十分な時間をかけることで材質を安定させています。良質なクス材は流通量が限られていますので、服部商店でも多くの在庫を持ち合わせておりませんが、厳しい管理のもとで仕上げた貴重な逸品をぜひお試しください。

クス材 一枚板の販売

KUSU-1~KUSU-4 SOLD OUT


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