取扱樹種の説明(特徴)

タモ材の特徴と説明

タモ材は、やや硬質で鮮明かつ美しい木目が特徴の材です。服部商店では北海道産を中心に、プロが厳選した高品質原木を大阪の自社工場で丁寧に製材・加工しています。ロシア産タモ材は輸出規制により現在は新規調達が困難ですが、弊社は戦略的に確保した貴重な在庫を一定量保持しています。耳付きの一枚板から、テーブル天板やカウンター材に至るまで、多様なサイズと形状でお客様の用途に応じた安定供給が可能です。天然木ならではの美しい表情を、ぜひ服部商店のタモ材でご体感ください。
節やワレなど、タモ材の個性は個別に撮影して記載しておりますので、画像を参考にしてください。
弊社は製材所ですので、塗装まではできませんが2面プレナ加工などのご相談は承ります。
耳付き板の耳の仕上げは、初心者でもお客様ご自身でされる場合が多いようですので、是非チャレンジしてみてください。

セン(栓)材の特徴と説明

服部商店の栓(セン)材は、北海道の銘木市でプロが選び抜いた原木を自社工場で丹念に製材しています。柔らかな風合いと大胆に流れるような美しい木目は、和洋どちらの空間にも馴染み、ケヤキに匹敵する気品を醸し出します。
特に、重厚感と存在感を併せ持つ一枚板は、カウンターやテーブルの天板として多くのお客様から支持されています。また、自然の形状を活かした耳付き板や、洗練された印象の柾目厚板など、多彩なラインナップを取り揃え、他では得られない上質な空間づくりを叶えます。伝統的な美しさと現代的な機能美を兼ね備えた栓材を、ぜひ服部商店でお確かめください。

ナラ(楢)材の特徴と説明

ナラ材はブナ科コナラ属の落葉広葉樹です。広葉樹の中でも特に高い人気を誇り、硬質で加工難度の高い材で、柾目面に現れる虎斑(とらふ)が美しい特徴となっています。服部商店のナラ材は、北海道と東北地方の広葉樹原木市にて弊社社長が自ら足を運び、競争入札によって厳選された貴重な原木を大阪の自社工場で製材・製品化しています。産地ごとの特徴を重視し、ロットごとに北海道産・東北産を明確に表示しています。近年、ナラ材は需要と供給のバランスが崩れ、入手が難しくなっていますが、弊社では製造元直販だからこそ実現できる高品質な製品をお値打ち価格でご提供しております。節やワレなどナラ材固有の個性は一点ごとに撮影し、画像および備考欄で詳しくご案内しています。弊社は製材所のため塗装は行っておりませんが、2面プレナ加工などの加工相談は承ります。耳付き板の耳仕上げはお客様自身で行うことが一般的ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

カツラ(桂)材の特徴と説明

服部商店のカツラ材は、北海道日高地方で採れる貴重な「緋カツラ」を厳選しています。鮮やかな赤みが優美に映える緋カツラは、他産地のカツラとは一線を画する最高級品です。私たちは、その美しい赤身の入り具合を丁寧に写真でお伝えしています。20数年前までは「服部商店といえばカツラ材」と広く知られていましたが、時代と共に状況は大きく変わりました。現在、市場に出回る材のほとんどは「青カツラ」と呼ばれる一般的なカツラであり、服部商店が取り扱う高品質な緋カツラの入手は極めて困難となっています。また、供給量が限られているために、鎌倉彫りなどの伝統的な用途での需要も縮小しつつあります。しかし、服部商店はどんな困難な状況下でも、培ってきた目利きの技術と、長年築き上げた仕入れルートを駆使して、本当に価値のある緋カツラを確保しています。緋カツラの美しさと服部商店が誇る品質へのこだわりを、多くのお客様に実感していただきたい。それが私たちの変わらぬ願いです。

ホオ(朴)材の特徴と説明

ホオ(朴)は、淡く緑色を帯びた独特の落ち着いた色調が魅力の木材です。服部商店の耳付き一枚板は、美しい自然の風合いを生かし、カウンターやテーブルの天板に最適です。また、その程よい硬さから、太鼓のバチや刀の鞘といった繊細な加工品にも適し、朱塗りなどの仕上げ加工にも優れています。昭和3年、創業者である祖父が池田商店(現在は閉業)から独立した際に取り扱っていた歴史ある樹種で、当時の主用途は下駄の歯でした。その後、西陣織の染色工程で使われる張木という特殊な用途にも、30年以上前まで盛んに使われていました。現在、ホオ材は東北や北海道を中心に一定の蓄積量がありますが、時代の変化とともに需要が非常に少なくなった貴重な木材となっています。

シナ材の特徴と説明

服部商店のシナ材は、丁寧な選定と自社の熟練技術で製材された柔らかく加工性に優れた一枚板です。きめ細かな肌目と清潔感あふれる白い木肌が特長で、木目は控えめで上品な美しさを醸し出します。天然の繊維を多く含むため、彫刻や細かな細工にも適し、仕上がりの表面はシルクのようになめらかな肌触りとなります。プロの彫刻家や趣味の方にも愛される、加工のしやすさと仕上がりの良さを兼ね備えた逸品です。

マカバ(真樺)材の特徴と説明

マカバ(真樺)はカバ科の樹種で、実際のサクラではありませんが、日本で唯一サクラ色を持つ貴重な木材です。淡く美しいその色合いは宮内庁などの高級建築にも使われ、高い評価を受けています。近年は特に旭川の銘木市場で年初に出品される東京大学演習林生産材をめぐって全国規模の激しい買い付け競争が繰り広げられています。服部商店では、この希少な東大演習林生産材を仕入れ、自社で丁寧に製材しています。製材品にはトレーサビリティを確保するために『東京大学演習林生産材』の摺り版と木番号を明記し、安心と信頼を提供しております。

メジロカバ(目白樺)材の特徴と説明

服部商店では、北海道の豊かな森林から厳選したメジロカバ材を、少量ながら取り扱っております。メジロカバは北海道で比較的蓄積がある樹種のひとつで、特に建材用途として親しまれてきました。白太(シラタ)部分に熱を加えると美しい赤みを帯び、視覚的にも魅力的です。また、その音響特性からヤマハの楽器にも用いられており、確かな品質と多用途性を兼ね備えています。服部商店らしいこだわりで選び抜いた少量在庫を、ぜひご活用ください。

オノオレ材の特徴と説明

オノオレカンバ材は、東北主に盛岡の広葉樹原木市で競争入札で買い付けています。ネット上では『オノオレカンバは漢字で「斧折樺」と表し、その強度から「金のなる木」という別名を持っています。 商売繁盛やお祝いとして使われることも多いことから、縁起の良い木材として人気です。 オノオレカンバは、繊維のきめ細かさも持ち合わせており、天然素材ながら優れた捺印性も特徴です。』と掲載されています。
材の性質は『・気乾比重 0.94、絶乾比重 0.91 内外で重い。狂いは割に少ない。』です。ただし原木の成長が凄く遅い為に径が細いので用途は限られてしまいます。乾燥後の材の安定性は抜群です。

胡桃(クルミ)材の特徴と説明

クルミ材の無垢板は、服部商店が東北と北海道にて特選した原木を仕入れ、自社で丁寧に製材・加工して販売している商品です。日本固有のクルミ材は、大径木になりにくいため、幅広の無垢材は特に希少価値があります。同じクルミ科にはブラックウォールナットもありますが、いずれも生産量は限定的です。日本のクルミ材はブラックウォールナットと比較すると軽量で、穏やかでやさしい木目が特徴であり、柔らかな色調はナチュラルで温かみのある雰囲気を醸し出します。

ニレ(楡)材の特徴と説明

北海道の豊かな森が育んだニレ材は、古くから暮らしの身近に寄り添ってきました。かつては洗濯板やパチンコ台の釘を打つ板として、日常生活のさまざまな場面で重宝されてきました。現在ではその美しい木目と存在感から、趣味の木工やインテリアにも注目されています。ニレ材は、「はるニレ」と「おひょう」に分類されますが、その見分けは非常に難しく、一般には「おひょう」がより優れた材とされます。比較的大きな原木が手に入りますが、乾燥や加工の過程で狂いや変形が起きやすいため、制作の際には丁寧な注意と技術が求められます。服部商店では、品質と個性を吟味したニレ材を、数量限定でご用意しています。素材特性を十分にご理解の上、服部商店ならではのこだわりのニレ材をぜひお楽しみください。

ケヤキ(欅)材の特徴と説明

服部商店が取り扱うケヤキ材は、関東から東北エリアの上質な原木を選び抜き、自社工場で丁寧に製材しています。ケヤキは美しい杢目が特徴で、古くから日本建築や家具の高級材として親しまれてきました。乾燥工程が非常に繊細で難しいため、服部商店では天然乾燥に最低3年を費やしたのち、人工乾燥を行うことで安定した品質を実現しています。ケヤキは重厚で頑丈な木質が魅力ですが、その分重量感があり、取り扱いには注意が必要です。在庫は決して多くありませんが、耳付き板、柾目板、角材まで、幅広く取り揃えています。日本を代表する美しさと耐久性を兼ね備えた服部商店のケヤキ材を、ぜひお客様の特別な作品にお役立てください。

ケンポナシ材の特徴と説明

ケンポナシは北海道から本州の山地に自生する落葉広葉樹で、比重は0.55~0.70前後と程よい硬さがあり、緻密な木目と滑らかな質感が魅力の希少材です。適度な硬さで加工性にも優れ、スプーンやフォークなどのカトラリー類、精巧な木工芸品、家具細工に最適です。服部商店では岩手県の市場で品質の高いケンポナシを厳選して仕入れ、優れた木を見る目と熟練の製材技術、丁寧な乾燥技術で、木材の持つ美しさを最大限に引き出しています。

アズキナシ(ナナカマド)材の特徴と説明

小豆梨(アズキナシ)は北海道から本州の山地に自生する落葉広葉樹で、比重は0.75前後と重厚で硬く、緻密な木目と美しい光沢が魅力の希少材です。ナナカマドと呼ばれることもあります。硬質ながら加工性に優れ、スプーンやフォークなどのカトラリー類、箸、精巧な木工芸品、家具細工に最適です。服部商店では北海道や東北の市場で選び抜いた高品質なアズキナシを厳選して仕入れています。さらに、長年培った優れた製材技術と天然乾燥を主体とした丁寧な乾燥技術により、木材本来の魅力を最大限引き出し、こだわりを持って提供しています。入手の難しい希少な国産材なので品切れの状態が長く続きますので、予めご了承ください。

ブナ材の特徴と説明

ブナ材の一枚板は、服部商店が岩手県で特選した原木を仕入れ、自社工場で丁寧に製材した製品です。純日本産のブナ材は、ヨーロッパ産のビーチ材とは異なり、スチーム乾燥処理を施さずに国内で人工乾燥を行っているため、白く清潔感のある美しい色合いが特徴となっています。ブナ材の最大の特性はその均質で緻密な木肌と柔軟な木質にあり、特に曲げ加工や精巧な細工に非常に適しています。仕入れは岩手県盛岡市周辺で毎年11月から12月の2ヶ月間に集中して行っており、良質な原木を厳しく選定しています。かつてブナ材は「木偏に無」と書くため用途が少ないとされていましたが、実際にはその高い安定性と美しさが評価され、テレビの普及時代には安定した足台として欠かせない素材となりました。また、暖簾玉や衣服用のボタン、様々な日用品や工芸品の材料としても広く愛用されてきました。服部商店では、ブナ材の持つ伝統と魅力を現代に継承し、希少な国産材として丁寧に仕上げ、提供しています。

ヤマハンノキの特徴と説明

服部商店のヤマハンノキ材は、北海道や東北地方の広葉樹市場で厳選された良質な原木を、自社工場で丹念に製材しています。ヤマハンノキは柔らかく軽やかな質感で、淡い赤褐色の色合いが特徴的。木目は繊細で均一、美しい光沢があり、仕上がりの美しさに定評があります。材質が安定し加工性が優れているため、家具や内装材のほか、楽器や工芸品にも幅広く使われます。豊富な経験と独自の技術によって天然乾燥を主体とし、材の特性を最大限に活かしてお届けしています。
服部商店ならではの品質とこだわりを、ぜひ手に取ってお確かめください。

アサダ材の特徴と説明

アサダ材は戦後復興の礎として活躍した樹種の一つです。特に大阪・泉州地域では、繊維産業の機械部品や器具パーツとして欠かせない存在でした。当時の服部商店では、アサダ材をご利用いただくお得意様が30数社を超え、大阪の復興を支える貴重な役割を担ったと父から聞いています。現在では北海道や東北地域でも伐採量が限られ、入手が非常に難しくなっています。また、乾燥にやや癖があり天然乾燥と人工乾燥の管理には熟練の技術が求められますが、乾燥後の材は非常に安定し、仕上げた後の肌触りの良さや緻密な木質が評価されています。服部商店でも以前ほどの在庫量はございませんが、今もなお少数ながら貴重なアサダ材を保有しております。伝統の技と歴史を感じさせるこの素材を、ぜひお手にとってお確かめください。

クリ材の特徴と説明

栗材の一枚板は、北海道・東北から厳選した丸太を仕入れ、自社工場で丹念に製材しています。明るく落ち着いた色合いと美しく鮮やかな木目が特徴で、高級家具の材料として広く愛用されています。また、保存性が極めて高いことから船舶の梶棒など耐久性が求められる用途にも使われ、近年、ナラ材の価格高騰により、クリ材の需要が徐々に拡大しています。天然木ゆえの葉節は、クリ材特有の個性としてご理解いただき、その味わいをお楽しみください。

イタヤカエデの特徴と説明

服部商店のイタヤカエデ材は、北海道や東北地方の厳しい気候が育んだ良質な原木を、自社工場で丹念に製材・商品化しています。イタヤカエデは、ハードメープルと同じくカエデ科の落葉広葉樹で、淡く繊細な色合いと緻密で美しい木目が魅力です。特にイタヤカエデは、日本固有のカエデ材として知られ、その控えめながらも上品でやさしい質感は和洋を問わず様々な空間に馴染みます。服部商店では希少な板材はもちろん、角材の取り扱いにも力を入れています。全国的にも在庫を持つお店は少ない中、大小さまざまなサイズの角材をご用意し、家具や小物製作から楽器、細かな木工細工にまで幅広くご活用いただいています。流通量が限られた国産イタヤカエデ材を服部商店ならではの高品質な製材技術で仕上げた商品です。暮らしに品格と優しさを与えるイタヤカエデを、ぜひご検討ください。

キハダ材の特徴と説明

服部商店のキハダ材は、北海道や東北地方で産出される希少な材木のひとつです。かつては住宅の押入れの桟や人形ケース、お茶箱など、暮らしの中で幅広く利用されていましたが、ライフスタイルの変化に伴いその需要は激減しました。現在では供給量も限られ、多くの業者が取り扱いをやめています。服部商店では、この価値ある材の特性を活かした木工品づくりを願い、少量ながら大切に在庫しております。キハダ独特の穏やかな風合いと美しい質感を、ぜひ新しい用途でお楽しみください。

ヤマザクラ材の特徴と説明

ヤマザクラの一枚板は、服部商店が北海道産を旭川の銘木市、東北産を盛岡の原木市で吟味して直接仕入れ、自社工場で丁寧に製材・製品化した逸品です。サクラ材特有の繊細で温かみある色合いと美しい木目が魅力で、近年その希少性と人気が高まり、価格は2016年比で約2倍に高騰しています。近縁のチシマサクラも同一樹種に分類されます。服部商店の目利きと職人技術が活きる一枚板を、ぜひお手元にお迎えください。

シュリサクラ材の特徴と説明

シュウリサクラの一枚板は、北海道の銘木市にて選び抜いた原木を、自社工場で丁寧に製材し製品化したものです。シュウリサクラはサクラ材と同様に蓄積量が多くない貴重な樹種で、近年その魅力が再評価され人気が高まり、希少性ゆえに価格が高騰しています。40年以上前の北海道の住宅では内装部材として多用され、古民家の解体時には今でも美しい状態のシュウリサクラ材が発見されることがありますが、現在では供給量が激減し、入手が困難になっています。木質はやや柔らかく、木肌が緻密で加工性に優れ、淡く優しいサクラ色に近い、まさに日本人好みの色合いです。最近ではその繊細な色味や上品さから、エゾヤマザクラ以上の魅力や価値を見出すお客様も増えており、内装や家具はもちろん、楽器材や精巧な器具パーツの材料としても幅広く使われています。服部商店が自信を持ってお届けする「シュウリサクラ」の魅力を、ぜひご体感ください。。

エンジュの特徴と説明

服部商店では北海道や東北地方から厳選してエンジュ材を仕入れています。エンジュはその起源が中国にあり、日本では古くから縁起の良い「延寿」の木として親しまれてきました。しかし、その生育特性から真っ直ぐに伸びたり大径木に成長することが稀で、直径30cm以上の原木は大変貴重とされています。硬く緻密な木質と美しい木口模様は、テーブル天板、インテリア小物、工芸品など幅広い用途で愛用されています。服部商店では希少なエンジュ材を丁寧に選び抜き、その独特の美しさと魅力を存分に引き出してお客様にお届けしております。ぜひ、暮らしの中で特別な存在感を放つエンジュ材をお楽しみください。

トチ材の特徴と説明

服部商店のトチ材は、東日本の深く豊かな森から厳選された原木を自社工場で丹念に製材しています。トチは水気を好むため、豊かな谷間の肥沃な土壌に育ち、大径木では25メートルを超える巨木になることもあります。材はやや黄みがかった明るく優しい色合いで、心材と辺材の境目は比較的明瞭です。緻密な杢目が生じることも多く、特に縮み杢などの美しい杢が現れるトチ材は、家具や工芸品、彫刻材として高い人気を誇ります。比較的乾燥が難しい樹種ですが、服部商店では長年培ってきた丁寧な乾燥技術と熟練した製材技術によって、安定した品質を提供しています。人々の暮らしに自然の温もりと気品を届ける服部商店のトチ材を、ぜひ手に取ってその質感と美しさをご堪能ください。

シデ材の特徴と説明

服部商店の取り扱うシデ材は、すべて北海道産の原木を厳選しています。シデ材は北海道の森林でも蓄積量が極めて少なく、大変希少な樹種の一つです。かつては繊維産業における機織りの「シャットル(杼)」として大量に使われ、その硬く緻密で粘り強い特性が重宝されました。しかし時代とともに用途が狭まり、近年では流通量も限られています。そのため、必要なときに良質なシデ材を入手するのは難しくなっています。服部商店では、この貴重な北海道産シデ材を丹念に確保し、その希少性と優れた特性を活かした素材としてご提供しています。家具、小物、伝統工芸品など「本当に良いもの」を求める皆様にこそ、おすすめしたい逸品です。

ミズメ材の特徴と説明

ミズメは東北地方を主産地とするカバノキ科の落葉広葉樹です。
その美しい樹皮と緻密な材質が桜材によく似ているため「ミズメザクラ(水目桜)」とも呼ばれますが、実際はカバノキ属の一種であり、サクラとは別種です。ミズメの材質は非常に硬く、緻密で重厚感があり、加工後は反りや狂いが出にくいことが特徴です。肌触りは滑らかで美しく、年輪が必ずしもはっきりとしない均質な材質であるため、高級洋家具や工芸品、精密な木工小物に最適な材として古くから重用されています。また、古くは日本古来の「梓弓(あずさゆみ)」に用いられ、その優れた弾力性と独特の香りを持つサリチル酸メチル成分が、魔除けや薬効のあるものとして神聖視されました。万葉の時代より人々の生活や文化に深く関わってきた歴史的価値のある材です。服部商店においても、昭和20年代からミズメ材を取り扱ってまいりましたが、市場環境の変化により一時取り扱いを休止していました。しかし2019年以降、良質な東北産ミズメ材の魅力を再認識し、「本当に価値ある材」をお客様へお届けするため慎重に取り扱いを再開しました。現在、服部商店では天然乾燥をじっくり18ヶ月間行った高品質なミズメ材を準備しています。古来より愛されてきたミズメ材の魅力を、服部商店の確かな品質で是非お確かめください。

トネリコ材の特徴と説明

トネリコ(Fraxinus japonica)は、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹です。北海道から東北地方にかけて自生する樹種で、特に北海道産のトネリコ材は非常に良質です。木質は硬く、適度な弾力性を持ち合わせ、加工性にも優れています。そのため、かつては器具の柄やスキー板、野球のバットなど、強度としなやかさが求められる用途に広く使われてきました。また、美しく穏やかな木目と落ち着いた色調を持つため、家具やインテリア小物にもよく馴染みます。近年、国内のトネリコ材は供給量が限られてきており、良質な原木を安定的に入手することは容易ではありません。服部商店では、多くの在庫は持ち合わせておりませんが、北海道および東北地域から厳選された上質なトネリコ材を少量ながら取り揃えております。天然乾燥による丁寧な管理を施したトネリコ材の美しさと品質を、ぜひお確かめください。

イチョウ材の特徴と説明

銀杏(イチョウ)は、イチョウ科イチョウ属の落葉広葉樹で、日本国内では北海道から九州まで広く自生しています。
銀杏材の特徴は、柔らかく均質な木質にあります。割れや反りが非常に少なく加工性が高いため、古くからまな板や将棋盤、彫刻材などとして幅広く利用されています。特にプロの料理人の間では、耐水性・耐熱性に優れたまな板用材として根強い人気があります。一方で、銀杏の原木を安定して仕入れることは近年困難となっており、良質材の供給量は限られています。さらに銀杏材は水分含有量が多く、製材直後に表面へカビが発生するケースもあり、桟木跡が残りやすく、木口割れもしやすいことから、製材と乾燥には細心の注意と手間が求められます。服部商店では、銀杏の原木は東北地方の市場で厳選して買い付け、自社工場で製材から検品、乾燥までを一貫して行っています。製材時期は最も適している冬場を選び、さらに天然乾燥にじっくりと時間をかけることで、カビの発生や木口割れなどのリスクを最小限に抑えています。美しい白色で、丁寧に乾燥させた銀杏材は希少で価値ある逸品です。在庫は多く持ち合わせておりませんが、ぜひ服部商店の銀杏材をお試しください。

ウダイ材の特徴と説明

ウダイ(鵜松明)は、バラ科ウワミズザクラ属の落葉広葉樹で、主に北海道や東北地方に自生しています。ウダイ材は、流通量が非常に少なく、広く知られている樹種ではありませんが、その材質の良さと独特の魅力を知る人々に根強く愛されています。
材質は比較的硬めで緻密、適度な重厚感があり、丁寧に加工すると非常に美しい仕上がりになります。特にきめ細かな肌目と穏やかな色調から、小物・彫刻材、工芸品、精密な木工製品などの用途に最適な素材です。一方で、ウダイ材は製材後の乾燥が非常に難しく、水分が多いため乾燥の途中で割れや狂い、表面の変色などが起こりやすい特徴を持っています。服部商店では、原木を冬場に東北地方の市場で慎重に厳選し買い付け、自社工場にて製材・検品・乾燥を一貫して行っています。製材直後から天然乾燥をじっくり丁寧に行うことで、材の割れや変色を最小限に抑える努力を続けています。良質なウダイ材の入手は容易ではなく、当社でも在庫は非常に限られておりますが、希少で価値ある逸品としてぜひ服部商店のウダイ材をご活用ください。。

クス材の特徴と説明

クス(楠)はクスノキ科クスノキ属の常緑広葉樹で、日本では西日本を中心に自生しています。特に九州、四国、本州の温暖な地域で多く見られます。クス材の最大の特徴は、特有の芳香にあります。天然の防虫効果や耐久性にも優れ、昔から彫刻材や仏像、神棚、寺社建築などに好んで使われてきました。また、適度な硬さを持ちながら加工性も良く、仕上げた表面の美しさにも定評があります。一方でクス材は、伐採時期や製材方法、乾燥工程に細やかな配慮が必要です。原木に含まれる水分が多いため、製材直後の表面にはカビが発生しやすく、乾燥が不適切だと割れや歪みの原因となります。また特有の芳香成分は揮発性があるため、丁寧でじっくりとした天然乾燥を施すことが欠かせません。服部商店では、このクス材特有の難しさを熟知し、原木の仕入れ段階から慎重に選定しています。主に東北や西日本の市場で厳選されたクスの原木を買い付け、自社工場にて製材・検品・乾燥までを一貫して行い、天然乾燥にも十分な時間をかけることで材質を安定させています。良質なクス材は流通量が限られていますので、服部商店でも多くの在庫を持ち合わせておりませんが、厳しい管理のもとで仕上げた貴重な逸品をぜひお試しください。

ハードメープル材の特徴と説明

ハードメープルの無垢板は、北米の銘木産地、ウィスコンシン州またはミシガン州で伐採された原木を使用しています。服部商店では、現地挽き材と、自社工場で丁寧に製材・乾燥処理した国内挽き材の2種類をご用意しています。特に国内挽き材は、すべてベニアクラスの最高級原木を厳選して製材。自社独自の高い乾燥技術を駆使することで、桟の跡(ステッカーマーク)が極力残らない美しい仕上がりを実現しています。また、国内製材ならではの希少な柾目板も豊富に取り揃えております。
他では手に入りにくい高品質なハードメープル材を、この機会にぜひ服部商店でお試しください。

バーズアイメープル材の特徴と説明

バーズアイメープル(Bird’s Eye Maple)は、カエデ科のハードメープルの中でも、ごく稀にしか採れない特別な杢目を持つ希少材です。木材の表面に鳥の眼(バーズアイ)のような小さく美しい模様が散りばめられていることが最大の特徴で、その独特の美しさから高級家具や楽器、工芸品、装飾品などに古くから愛されてきました。バーズアイの模様は、樹木が育つ際の特殊な環境要因により偶発的に生じるもので、意図的に作り出すことは非常に困難です。材自体は非常に硬く緻密で、磨き上げた際には絹のような繊細で美しい光沢を放ちます。一方で、その硬さと緻密さゆえ、加工や乾燥には特別な技術と細やかな配慮が必要です。特に天然乾燥においては、割れや歪みを防ぎ、バーズアイの模様の美しさを最大限に引き出すために細心の注意が求められます。服部商店では、バーズアイメープルの希少性と美しさを深く理解し、北米産の中でも特に杢目が美しく品質の高い原木を厳選しています。入手可能な量が非常に限られているため、ごく少数の在庫しか持ち合わせておりませんが、買い付け後、自社工場にて製材・天然乾燥・検品までを一貫して丁寧に行い、素材の魅力を最大限に引き出しています。また、杢目の出方により、服部商店オリジナルの等級「特・A・B」を設定し、品質をわかりやすくご提供しています。服部商店が自信をもってお届けする希少なバーズアイメープル材の美しさと品質を、ぜひお手に取ってお確かめください。

ブラックチェリー材の特徴と説明

服部商店のブラックチェリー材は、主にミシガン州またはペンシルベニア州で現地挽きされた材と、ペンシルベニア州産の最高品質原木を輸入して自社工場で製材した材があります。ブラックチェリーはアメリカ東部原産のバラ科サクラ属の広葉樹で、特にニューヨーク州とペンシルベニア州産の材はガムサップ(樹脂痕)が少なく、品質が優れているとされています。稀にウイスコンシン州産も仕入れますが、産地ごとに厳密に仕分け管理しており、混ざることはありません。木質は軽軟で加工性に優れ、緻密な木肌は美しく仕上がります。製材や加工直後は白っぽく、年月を経るごとに飴色から深い褐色へと変化していくのが人気です。ガムと呼ばれる黒い斑点や筋模様は欠点ではなく、ブラックチェリーならではの個性としてお楽しみください。

ウォールナット材の特徴と説明

ブラックウォールナットは、クルミ科の落葉広葉樹で、独特な紫がかった深みのある茶褐色と美しい木目が特徴の高級材です。アメリカ産広葉樹の中で最も人気が高く、蓄積量が少ないことから希少性が非常に高い素材となっています。
弊社・服部商店は、アメリカに直接出向き、現地で一本一本丁寧に検品した原木を、コンテナ単位で直輸入し、今年で10年目を迎えました。大阪の自社工場にて製材し、一枚板として商品化しております。ブラックウォールナット材は、やや硬質で安定性が高く、狂いが少ないため加工性にも優れています。特に艶出し加工によって仕上げた時の美しさは格別で、テーブルやテレビボードの天板など高級家具・インテリア材として人気があります。節やワレなど、ウォールナット材ならではの個性や特徴は、すべて一点ずつ個別に表記・撮影し、お客様が安心してお選びいただけるようにしています。製材所直販のため、上質なウォールナット一枚板をお値打ち価格でご提供できるのが弊社の強みです。

ホワイトアッシュ材の特徴と説明

服部商店が長年取り扱ってきたホワイトアッシュ材は、その明るく美しい木目と抜群の強度で、多くのお客様に愛されてきました。しかし近年、北米大陸を中心にエメラルドアッシュボーラー(Emerald Ash Borer)という害虫の甚大な被害が広がり、ホワイトアッシュの供給が深刻な打撃を受けています。この影響を踏まえ、服部商店でも以前のような大量の扱いは難しくなりましたが、厳選した良質な材のみを慎重に仕入れ、数量を絞りながらも高品質な製品を皆様に提供しています。希少性が増した今だからこそ、大切に、そして価値ある材としてお届けいたします。

<㊱h3>ホワイトオーク材の特徴と説明

弊社は直接アメリカへ出向き検品したホワイトオーク原木を、コンテナ単位で直輸入している製材業者です。製造者からダイレクトに販売することにより、高品質材をお値打ち価格でご提供可能です。ホワイトオークはアメリカ東部が原産のブナ科の落葉広葉樹です。蓄積量が多いので供給が安定しています。木質は硬く強靭で加工難度は少し高めです。ウイスキー樽の材料として多く使われ、ホワイトオークの質でその香りが変わると云われています。高級なナラ材と見た目が似ていて比較されますが、ナラ材とは少し特性が異なります。ロシア産と日本産のナラ材の資源が枯渇していく現状の中で救世主として期待されています。収縮率が高いので乾燥の際に狂いが出たり表面ワレが出ることがあります。柾目板にはシルバーグレインと呼ばれる、楢材によく似た虎斑(とらふ)が現われることがあります。

レッドオーク材の特徴と説明

服部商店のレッドオーク材は、アメリカ北部(ノーザン地区)のウイスコンシン州産に限定し、現地挽き材と原木の両方を厳選して取り扱っています。特に色が白っぽく、美しい木肌が際立つ良材のみを取り揃えています。レッドオークはブナ科コナラ属に属する広葉樹で、アメリカ東部から北部地域にかけて広く生育しています。アメリカ広葉樹の中で最も蓄積量が多く、ホワイトオーク材のようなウイスキー樽に適さないため、価格が比較的リーズナブルで安定しています。ホワイトオークや楢の価格高騰が続く中、ノーザンレッドオーク材はオーク系の樹種として優れた加工性と塗料の吸収性を持ち、仕上がりが美しく家具や内装に最適です。適度な硬さがありながら肌目は比較的粗く加工しやすいため、特にスチーム曲げ加工(蒸し曲げ)にも適しています。
弊社では現地アメリカで直接検品した材を直輸入し、自社工場で丁寧に製材しています。耳付き板や柾目板など様々なタイプの一枚板をご用意し、節やワレなどの個性を一枚一枚詳しく表記、鮮明な画像でご確認いただけます。服部商店が厳選した、色が明るく使い勝手の良いレッドオーク材をぜひご活用ください。

アルダー材の特徴と説明

服部商店のアルダー一枚板は、アメリカで製材された材を直接輸入しています。アルダー(ハンノキ属)はカバノキ科に属する広葉樹で、北米の豊かな自然の中で育まれます。淡く優しい赤褐色の色調、控えめながら温かみのある美しい木目が特徴で、家具や建具、インテリア材など幅広い用途で活用されています。アルダー材は比較的柔らかく軽量で加工性に優れており、塗装や仕上げも非常に良好です。服部商店では、一般のお客様にも安心してお求めいただけるよう、輸入材特有の節やワレといった個性を丁寧に記載し、画像と合わせて詳細にご確認いただけるよう工夫しています。30年以上にわたり取引を続けるアメリカの特定メーカーとの強い信頼関係と、長年の経験を活かした厳しい品質管理によって、常に安定した高品質のアルダー材をお客様に提供しています。

バスウッド材の特徴と説明

服部商店が取り扱うバスウッドの一枚板は、アメリカのウイスコンシン州産原木を現地にて厳選し、大阪の自社工場で丁寧に製材したこだわりの商品です。バスウッドはシナ材に似た淡い色調と美しい木肌を持ち、木質が極めて柔らかいため加工性に優れています。特にアメリカでは、彫刻用の木材としてプロ・アマ問わず高く評価され、彫刻家やクラフト作家など、多くの職人に選ばれています。細かいディテールまで思い通りに表現できるため、繊細な作業にも最適です。また、その汎用性の高さからモールディング(装飾用縁取り)をはじめ、家具の部材、内装材、さらにはギターなどの楽器材料としても利用されています。特筆すべきは、ベネチアンブラインドの材料として世界的にも有名なことです。バスウッドの軽さと加工のしやすさは、可動部の多いブラインドにも理想的とされています。日本で広く使われるシナ材に比べても、彫刻刀の刃通りが滑らかで作業がしやすく、加工時のストレスも少ないのが特徴です。服部商店はその品質の高さからバスウッドを長年扱い、多くのお客様からご支持をいただいております。ぜひ、アメリカが誇る最高級の加工性をお手元でお確かめください。

ソフトメープル材の特徴と説明

服部商店のソフトメープル材は、アメリカ北東部を中心に良質な原木を厳選して輸入し、自社工場で丁寧に製材しています。ソフトメープルはその名の通り、ハードメープルに比べて木質がやや柔らかく、加工性が良いため扱いやすいのが大きな特徴です。
淡く優しい色合いと滑らかな木肌を持ち、仕上げると柔らかく温かな雰囲気を醸し出します。家具やキャビネット、内装材、さらには木工小物など、用途も多岐にわたります。節や色ムラなどの個性を生かしたナチュラルな仕上げも人気です。服部商店ではソフトメープル材を多く取り扱っておりませんが、厳選した貴重な在庫を揃え、お客様の幅広いニーズにお応えしています。ぜひ、柔らかな風合いと上質な仕上がりをご体感ください

ブラックアッシュ材の特徴と説明

服部商店のブラックアッシュ材は、北米産の厳選された原木をアメリカから丸太の状態で直輸入し、大阪の自社工場で丁寧に製材しています。ブラックアッシュは木目が明瞭で美しく、国産のタモ材によく似ていますが、よりシャープでくっきりとした印象が特徴的な材です。硬すぎず柔らかすぎず、加工性に優れ、家具やカウンター、インテリアのアクセントとして幅広く使われています。日本国内ではまだまだ知名度が低く、市場での流通量も少ない希少材です。そのため耳付き一枚板や美しい柾目板など、他ではなかなか見られない珍しい商品ラインナップをご用意しています。服部商店ではブラックアッシュの在庫は限られていますが、その希少性と独特の魅力を存分に感じていただける良質な製品を取り揃えています。ぜひこの機会に、個性あふれるブラックアッシュ材をご覧ください。

チーク材の特徴と説明

服部商店のチーク材は、輸出禁止前に正規ルートで調達した最高級のミャンマー産チークを厳選して取り扱っています。ミャンマー産チークは、以下の優れた特徴で知られています。抜群の耐久性と寸法安定性深みのある色調と美しい光沢優れた加工性と高い仕上がり品質。服部商店では輸出禁止になる3年以上前から十分な量を確保していましたが、現在では輸出規制の影響により、貴重な在庫が非常に限られてきました。現在販売しているチーク材は、小物板として節やワレを取り除いた端材の良質な部分のみを厳選しています。ライトな色合いの縮杢や、個性的な杢目など一点ものの掘り出し物もご用意しています。ミャンマー産チークは、今後さらに入手が困難になると予想されます。

ジェルトン材の特徴と説明

服部商店のジェルトンの一枚板は、丸太で仕入れ、大阪の自社工場で製材した完全オリジナル製品です。ジェルトンは南洋材の中でも特に木質が柔らかく加工性に優れており、彫刻や木彫り材料として人気のある樹種です。表面に虫穴のような小さな樹液口が見られることがありますが、これはジェルトン特有の自然な特徴で、品質には全く問題ありません。近年、産地マレーシアでは天然林の伐採規制のため輸出税が大幅に上がり、材の確保が極めて難しくなっています。南洋材の中でも特に入手困難な樹種のひとつで、服部商店でも現在新たな仕入れが困難な状況です。希少性の高いジェルトン材をこの機会にぜひお試しください。

ヨーロッパビーチ材の特徴と説明

服部商店のヨーロピアンビーチの一枚板は、現地で製材され厳選して輸入した逸品です。硬質ながら緻密で滑らかな木肌を持ち、仕上げ後の触り心地の良さが特徴です。独特の淡く優しいピンク色は、スチーム乾燥により引き出された美しい色調で、温かみと上品さを併せ持ちます。特に猫足家具、フローリング、繊細な轆轤(ろくろ)細工、楽器制作など、精度と美しさが求められる用途に幅広く愛されてきました。服部商店はその確かな品質を自信を持ってお届けいたします。

サペリ材の特徴と説明

服部商店が扱うサペリの一枚板は、アフリカから厳選して輸入した上質な原木を大阪の自社工場で丁寧に製材・加工しています。サペリは、木質が硬く丈夫であり、乾燥後の寸法安定性にも優れているため、反りや狂いが非常に少ないことが特徴です。
特に魅力的なのが、重厚感漂う美しい赤褐色の木肌。深みのある独特の色調と鮮やかな杢目は、店舗や商業施設の内装材として高級感あふれる空間を演出します。服部商店では、その美しさと実用性を兼ね備えたサペリを、最高の状態でお客様にお届けいたします。

ブビンガ材の特徴と説明

服部商店のブビンガ材は、輸出禁止措置による国内供給の激減と異常な価格高騰の中、長年の確かな目利きで蓄えてきた貴重な在庫です。近年、市場での入手はほぼ不可能になり、今ある国内の在庫が尽きれば再び手にすることは難しくなります。服部商店では、その希少価値の高さから、少しずつ大切に販売を続けてまいりました。そしてついに、現在WEBサイトに掲載中の在庫が服部商店としての最後のブビンガ材となります。独特の深い色合い、優美で力強い杢目は、まさに今後手に入れることができない逸品です。二度と訪れないこの機会に、ぜひ服部商店が誇る最後のブビンガ材をご検討ください。

ウエンジ材の特徴と説明

(株)服部商店が取り扱うウエンジ材は、正式なライセンスを取得した原木のみを厳選し、自社工場で丹念に製材しています。ウエンジは、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、カメルーン、ガボン、赤道ギニアなどアフリカの限られた地域に自生する熱帯広葉樹で、その美しく深い黒褐色の木目と、鮮やかな縞模様が特徴です。重厚で非常に硬く、優れた寸法安定性を持つため、高級家具やフローリング、階段材などの建築内装材として、世界的に評価されています。また、楽器業界ではエレクトリックベースやギターのネック、指板、ドラムキットの部材としても高く評価されており、特に他材との組み合わせによる寄木細工やチェス盤、杖などの工芸品としての需要も高まっています。しかし近年では、過度な伐採や環境破壊の影響により、ウエンジはIUCNレッドリストで絶滅危惧種として指定されています。服部商店では、長年の経験と信頼のある調達ルートを活かし、合法的で持続可能なライセンス材のみを仕入れ、自社加工の品質管理のもと、安心してお使いいただける製品をご提供しております。美しさと希少性を兼ね備えた服部商店のウエンジ材を、ぜひご検討ください。

天然木曽檜材の特徴と説明

天然木曽檜(天然木曽ヒノキ)は、一般的に「木曽檜」と呼ばれ、日本を代表する希少な最高級材のひとつです。木曽の厳しい自然環境の中で長い歳月をかけてゆっくりと育った木曽檜は、木目が非常に細かく緻密で均一に揃い、淡く艶やかな色調が美しいのが特徴です。特に、清々しく品格あふれる香りの強さが最大の魅力であり、この天然の香りは、心身ともに安らぎを与えてくれる贅沢な素材として高く評価されています。日本では古くから神社仏閣の建築材料として最上級とされ、格式の高い場所に欠かせない材として大切に使われてきました。また、現在では高級住宅や旅館、料亭の内装、浴室、家具、カウンターなど、上質な空間演出に重宝されています。希少価値が高いために流通量は非常に限られており、服部商店では厳選した天然木曽檜のみを確保し、皆さまにご提供しております。ぜひ実際に手に取っていただき、文章だけでは伝えきれない素晴らしい香りと質感を体感してください。

天然ヒノキ材の特徴と説明

天然桧(ヒノキ)は日本を代表する高級木材の一つで、特に耐久性や美しい木目、爽やかな香りが特徴です。主に本州各地で産出され、その品質は木曽桧に次ぐと言われるほど高く評価されています。天然桧の木肌は緻密で滑らか、淡いピンクから淡黄白色の色合いが美しく、経年変化で深みのある飴色へと変わっていきます。またヒノキ特有の芳香にはリラックス効果や抗菌性があるとされ、建築用材、浴室内装材、家具など広い用途で親しまれてきました。特に歴史的建造物や神社仏閣など、伝統的な日本建築に欠かせない素材として重宝されており、姫路城の大規模な修復工事にも大量に使われた実績があります。服部商店では、高品質な天然ヒノキを厳選し、皆様に安心してお使いいただけるよう丁寧に管理しています。

ヒノキ(人工)材の特徴と説明

服部商店では、人工的に植林され、丁寧な人の手で育まれた二つの産地の桧材を取り扱っています。一つ目は「木曽桧」。長野県の豊かな山林にて丁寧に管理され育てられた、美しく繊細な桧材です。もう一つは「奈良県産桧」。こちらもまた、人の手によって丹精込めて育てられた桧材であり、特有の風合いと色合いを持っています。両者ともに市場を通じて厳選仕入れを行い、産地は明確に分けて表示しています。どちらの桧も一見すると似ていますが、色合いや硬さなど、微妙ながらも確かな個性があります。また、天然素材ゆえに一本一本の木にも個体差があります。「どちらの桧がより良いか?」とのご質問を頂くこともございますが、プロである我々でも単純に比較できるものではございません。服部商店としてのおすすめは、まずは少量の商品をお手元でお試しいただき、お客様ご自身の感性や用途に最も適した桧を選んでいただくことです。服部商店は、皆様が納得のいく桧材と出会えるようお手伝いさせていただきます。ぜひ、ご自身の目と手で、その微妙な違いをお確かめください。

吉野スギ材の特徴と説明

服部商店では、市場で厳選して仕入れた吉野産の杉材を取り扱っております。吉野杉は、長い年月をかけ職人が丁寧に『枝打ち』を施した材で、木目が美しく安定性に優れ、防虫・防カビ・抗菌性も兼ね備えています。現在はまだラインナップの一部のみとなっておりますが、これからもお客様のご要望に丁寧にお応えし、順次取扱商品を拡充してまいります。

スギ材の特徴と説明

服部商店では東北各地の市で、長年培った目利きで広葉樹を中心に厳選仕入れをしております。そんななかで、ときに心を惹かれた針葉樹のひとつが「スギ材」です。約45年前、日本屈指の複式市場の浜問屋で奉公した当時に比べ、杉の価格は現在半値以下まで落ち込んでいます。構造材としては盛んに用いられる一方、美しさが求められる表面材としての用途は限定的です。価格の安定しない杉を取り巻く状況に、いかにして新しい「スギ材ファン」を育てていくか、その難しさを痛感しております。
服部商店が目指すのは、単に安価だからという理由でのご提案ではありません。価格が安くても素材としての魅力に満ちあふれた杉材を活かし、従来の枠に捉われない新しいアイデア、用途、取り組みを皆様にご提案したいと考えております。
安価でありながらも豊かな可能性を秘めたスギ材とともに、新たな木の文化を創造してまいります。

スプルース材の特徴と説明

服部商店では、アラスカ産の「シトカスプルース」材を厳選し、天然乾燥による長期間の完全乾燥材として取り扱っています。仕入れ時には、合法木材であることを確認し、服部商店独自の基準で丁寧に等級仕分けしております。かつて1970年代には、スプルース材を使用した碁盤・将棋盤の販売に力を入れてまいりましたが、時代の変化とネット社会の普及に伴い、現在その需要は大きく減少しています。また2020年以降、アラスカ産スプルースの入手も困難な状況が続いており、建具材としては、かつてプレハブメーカーでも広く使われていましたが、現在では日本の杉・桧に代替されています。しかしスプルース材の魅力は決して色褪せるものではありません。特にその軽さ、安定性、響きの良さから、現在でもウクレレやギターなどの楽器製作、さらにはサウナの造作材として多くのお客様からご好評をいただいております。服部商店のスプルース材は「全て無節」を標準とし、用途別に4つのグレードをご用意しております。
楽器グレード   アテがなく色むらやテカもほとんどない、均一で繊細な木目を持つ最高級グレードです。
建具グレード   アテが極めて少なく、色むら・テカも少なく、落ち着いた印象で木目も揃っているグレードです。
建築グレード   ごく僅かなアテはありますが、価格とのバランスが優れ、建築用途の枠材・カーテンボックス等で重宝されるグレードです。
木工グレード   長尺材を必要としない、別注の「すのこ」など様々な木工作品に最適な、使いやすいグレードです。
現在は以前のような大量在庫ではございませんが、服部商店が長年培った経験と厳しい目利きで選んだ貴重なスプルース材をお届けします。皆様の新たな創作活動に、ぜひこの素晴らしい素材をお役立てください。

米マツ材の特徴と説明

服部商店では、希少な米マツの一枚板「ピーラー」を取り扱っています。ピーラーは古木から厳選された良材で、特に樹齢が高く大径の原木(オールドグロス)を用いたものは極めて貴重です。現在、ピーラーとして輸出されているのはカナダ産のみですが、近年では天然林の伐採制限が強まり、現地でもオールドグロス材は激減しています。今回ご提供するのは、この伐採制限が始まる直前に日本へ輸入された、まさに「超貴重品」と呼ぶべき材です。かつてはアメリカ本土のブレジャーやジポウといった優良サプライヤーからも入手可能でしたが、フクロウ保護をきっかけに米国産地が閉鎖され、全面的にカナダ産へと移行しました。現在ではカナダ産地でも仕入れが難しくなり、服部商店としても次回の入荷は未定です。美しい木目と安定した品質が特徴のピーラー材は、建具や木工の材料として根強い人気があり、ギターや弦楽器など楽器製作にも非常に好評です。数量限定の貴重な材を、ぜひこの機会にご検討ください。

米ヒバ材の特徴と説明

服部商店が取り扱う米ヒバは、50年以上前よりアメリカ本土から輸入され始めた伝統ある木材です。やがて主な産地はカナダに移りましたが、その当時、日本の寺社仏閣などでも大量に使用されるなど、多くの建築物を支えてきました。しかし近年では、カナダでも大径原木の伐採に厳しい制限がかかり、良質な米ヒバ材の入手が非常に困難になっています。服部商店では、このような状況下においても、少量ながら貴重な米ヒバ材の在庫を確保しております。米ヒバは耐久性や防虫・防腐性が非常に高く、建築用材はもちろんのこと、彫刻材としても広く重宝されるなど、用途の幅広さが魅力です。希少性の高まった米ヒバをぜひ服部商店でお確かめください。。

米スギ材の特徴と説明

服部商店が取り扱う『米スギ材』は、かつてアメリカ南部を中心に産出され、その美しい木目と抜群の耐候性で日本市場でも長年愛されてきました。しかし時代の流れとともに産地は徐々にカナダやアラスカへと移り、現在ではカナダ産のごく一部しか輸入されていません。その僅かな供給量も価格高騰により日本市場での取り扱いは極めて難しくなっています。一方、アメリカ国内では皮肉にも、日本産の杉が輸入され、住宅やフェンスなどの建築資材として広く使われるようになっています。
服部商店では、かつての流通ルートを活かして、現在では入手が極めて困難となった貴重な『米スギ材』の在庫を限りある数量でご用意しております。この貴重な材をぜひご覧いただき、希少な価値をお楽しみください。

米檜材の特徴と説明

米ヒノキ(米桧)は、古くからアメリカ西海岸のオレゴン州やワシントン州などで育った良質な針葉樹で、日本では50年以上も前から輸入され、主に寺社仏閣の建築材として活躍してきました。特にかつての米ヒノキは、大径で美しい木目、耐久性に優れ、防虫性・加工性にも富んだ特徴を持ち、日本の建築業界や彫刻分野で高く評価されていました。しかし、1980年代後半以降、アメリカ国内での環境保護の意識が高まり、原生林の伐採規制が厳しくなったことを背景に、大径の原木の入手は極めて困難になっています。現在、米ヒノキの在庫は市場で非常に希少となり、服部商店では長年の経験と信頼のもと確保した貴重な材を、限りある数量ながら丁寧に管理し、お客様へご提供しています。

アガチス材の特徴と説明

服部商店では、約50年にわたりアガチス材を取り扱ってまいりました。インドネシア、マレーシア、ニューギニアと、多様な産地から厳選した品質の高い材を日本の木工産業へと届けてきました。アガチスは南洋材の中では珍しい針葉樹で、その緻密で加工性に優れた性質から、日本国内の家具製造や内装材として欠かせない役割を果たしてきました。特にインドネシアのオビ島産のアガチス材は、品質の高さと安定性から最も評価が高い産地とされていました。しかし、近年では産地ナショナリズムや資源の枯渇問題などの影響で、日本国内での流通がほとんど見られなくなっています。服部商店でも現在ではわずかな在庫を残すのみとなっております。歴史ある貴重な材をお求めの方は、ぜひこの機会に服部商店のアガチス材をお手に取っていただければ幸いです。